手足のしびれ
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手足が痺れると当たり前にできていた事ができなくなってしまったり、時間がかかってしまったりと困ることが多くあります。
日常生活でのこんなお悩みはありませんか?
・料理をするときに包丁がうまく握れない
・休まないと100メートルも歩けない
・長距離の運転ができない
・寝付けない
・子どもを抱っこすることができない
・座っているのが苦痛このように普段だと何気ないことも痺れが起こることで困難になってしまったり、苦痛になってしまいます。また、行動ができなくなると心の面も影響してくる可能性も多くあります。
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手足のしびれにおける当院の考え
手足がしびれる原因はさまざまあり、単に病気からくるものや、脳への酸素不足から起きてくるものや、血流障害によって末梢まで血流が通らずに指先にしびれが起きる事などがあります。その中でも起きる原因として高いものを今回はご紹介していきます。そもそも皮膚にある知覚神経で感じた刺激は、体のすみずみの神経を結ぶ連絡網である末梢神経を経て脊髄に入り、脊髄と末梢神経をつないでいる神経根から中枢神経に刺激が伝わり大脳に感覚として受け止められます。
主に手や足へのしびれは末梢神経に障害があるときに出現します。それが最も多い痺れの原因です。また、痺れの部位やどのようなしびれが出ているかによって病気であったりする可能性もあります。
病気例としては多発性神経炎です。多発性神経炎とは全身の末梢神経が阻害されている病気で症状は全身に現れます。
特に両手両足に起こりやすく、神経の細い指先や足の裏などに症状が出やすいです。逆に単発性神経炎といいますと、例えば、坐骨神経炎は坐骨神経上に阻害がおこった結果、その部位だけにしびれがおこるといったものです。
またお年寄りに多いものとしては変形性脊椎炎があります。
脊椎の老化 → 脊椎を構成する部位にとげができ神経を刺激してしまうものです。
椎間板の老化→ クッションの役割をしている椎間板という軟骨は普段の私生活での負担や姿勢などの影響からズレが生じ痛みが出てしまうものです。
以上の例が起きやすい原因の例になります。 -
手足のしびれを放っておくとどうなるのか
しびれは体のサインです。放って置くと重大な病気に気づかなかったり進行してしまう可能性があります。痺れには心配しなくても良いものと、すぐに医療機関に受診したほうが良いものがあります。
まず、すぐに医療機関に受診した方が良いものとして、 足のしびれ・痛みに腰痛を伴うもの、左右一方だけしびれ、マヒ、頭痛、めまい、ロレツが回らないなどの症状を伴うもの、冷えると手の指が白くなってしびれるもの、左右対称にしびれるものになります。
これらは、脳卒中やヘルニア糖尿病といった重大な病気を抱えている可能性があります。
次に、心配しなくて良いしびれとして、起床時の一時的なしびれもの、同じ作業、機械的な動作を続ける職業などの人の部分的なしびれもの、腕が肩より上に上がらない。肩がしびれて眠れない、痛みのため目が覚めるほどひどく痛むこともあるもの、親指・人差し指・中指がしびれたり、手首が痛んだり、しびれたりするものになります。
これらは一時的なものであれば血液の循環不良や使い過ぎによるものになります。ただし一時的ではない場合、腱鞘炎や四十肩、五十肩といった整形外科的な症状になるため早めに医療機関へ受診をしてください。 -
手足のしびれの軽減方法
しびれの原因によって改善方法は大きく異なってしまいますが、大きく分けると3つ程に分けることができます。
1つ目が、温める事です。
しびれや痛みの慢性期は、温めたり揉んだりすると症状が和らぐことがあります。ただし、しびれなどで神経が麻痺している場合などは、熱さに鈍くなっていることもあるので火傷に注意が必要です。
2つ目が身体を動かすことです。
身体を動かすと血液の流れが良くなり、筋肉が柔らかくなります。筋肉が柔らかくなると神経を圧迫するものが無くなり、しびれが改善されやすくなります。当院では筋膜ストレッチで筋肉を柔らかくしたり、鍼で筋肉に直接アプローチする事もできます。
3つ目が良くない姿勢を正すことです。
猫背になると、自然と胸の筋肉や背中の筋肉が常に緊張した状態になり硬くなってしまいます。
そうすると、腕の神経が圧迫されて腕や手にしびれが出てきてしまいます。
姿勢を正す為に常に胸を張る、背筋を伸ばすなどを意識しなくてはいけません。当院では猫背矯正や、矯正で骨格から解消していく施術があり、姿勢にアプローチする事も可能です。 -
お勧めする手足のしびれに効果的な施術メニューは?
当院でおすすめする効果的なメニューの1つは鍼療法になります。
鍼療法は指圧では届かない深いところの筋肉をアプローチできます。筋肉を緩めてあげることによりシビレの原因の神経を圧迫してしまっている筋肉や関節などの負担を減らし神経の圧迫を減らし軽減へと繋げることが可能です。
2つ目は矯正療法になります。矯正療法は筋肉や関節の負担を減らすこともできますが骨の歪みが原因でシビレに繋がってしまっている場合の施術にも適しています。
これらの施術を一回だけではなくいい状態を定着させるためにしっかり続けてやっていくことで再発の防止や今後新たなシビレや痛みを予防することも可能なのでこちらの2つの施術メニューはおすすめです。 -
軽減するために必要な施術頻度は?
改善する頻度には個人差はありますが目安としてはしっかり詰めて通っていただいて施術を行えば5~10回でシビレ自体は軽減することができます。ただシビレの原因を根本的に解消するためにはシビレが軽減したあとにも通っていただいて体質改善をしていただく必要があります。なので軽減したあとは週に1回以上のペースで通っていただくのが理想になります。