首の痛み・首コリ
首の痛み・首のコリでよくある症状などをお伝えしていきます。
寝違えしやすい
→寝違えを月に1回以上する方は、寝方の悪さや首の筋肉の硬さがある方に見られます。
頭痛持ち
→首や肩などの筋肉が硬いと血流障害が起こり、それが脳の血流不足を引き起こし、頭痛が発生するケースがあります。
姿勢が悪い
→頭はボーリングの玉一個分の重さがあると言われています。その重さを首の筋肉だけで支えていると思うと、普段の姿勢から相当の負荷がかかっていると考えられます。首が前に出ていたり、ストレートネックの原因にもなります。
頸椎ヘルニア
→ただの首の痛みだと勘違いし放置していると、調べてみると頸椎ヘルニアだったというケースもあります。首に負荷がかかりすぎている方や、ストレートネックなども原因の一つです。
眼精疲労
→デスクワークの方に多い症状ですが、原因の一つに首のコリがあります。
頭痛と同様に、血流が悪くなるにつれて目の周りの筋肉を多く使ってしまうことがあり、その結果眼精疲労に繋がるケースがあります。
首の痛み・首コリに対する当院の考え
首の痛みや首のコリに対する当院の考えをご紹介します。
まず、なぜ首がコリや痛みを感じるのかを考えてみましょう。
寝方や仕事で首に負荷がかかることなど様々な原因が考えられますが、その中で特に身近で負荷がかかりやすいのは姿勢です。現代社会では、スマートフォンやパソコンの使用が日常茶飯事となっています。
これらを使用する際、首の位置に注意を払ったことはありますでしょうか?
頭が前に出てしまい、肩や腰も丸まるような姿勢は、首に大きな負荷がかかっている状態です。このような姿勢が続くと、筋肉に負荷が掛かり、筋緊張が常に高まる可能性があると、当院では考えています。
首の痛み・首コリ はなぜ起こるのか?
首の痛みや肩コリが起こる理由について説明いたします。
まず、首コリに関しては、現代病として知られる「スマホ首」や「巻き肩」、「猫背」がその一因とされています。悪い姿勢や体勢での長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などは、筋肉を過度に緊張させ、これが血流障害を引き起こします。血流が滞ると血液中に疲労物質や痛みを感じる物質が蓄積し、次第にコリとして身体に表れます。
首の痛みも同じ原理が働きます。痛みを引き起こす物質が流れずに血中に滞留すると痛みが生じます。また、筋肉の下には神経が通っているため、筋肉の硬さを放置すると肩や腕に痺れが生じる可能性もあります。
首の痛み・首コリ を放っておくとどうなるのか?
首の痛みや首コリを放置すると、様々な問題が生じるようになります。
例えば、首の筋肉は筋繊維の束で構成されており、一本一本の筋線維が互いに当たっています。不良姿勢によって寝る間に筋線維が断裂するリスクが高まり、これが寝違えの原因となります。また、首は頭と身体を結びつけており、首の筋肉が硬くなると脳への血液の循環が悪くなり、頭痛などが引き起こる可能性があります。
さらに、脳から出た神経が脊髄を通って身体の各部に送られますが、神経伝達が妨げられることで吐き気や胃の不調につながることも考えられます。首や骨盤は自律神経の働きが関与しており、その乱れが自律神経失調症などを引き起こす可能性もあります。
首の痛み・首コリ に効果的な当院の施術メニューは?
首の痛みや首コリに対する当院の施術メニューをいくつかご紹介させていただきます。
急性の首の痛み、例えば寝違えなどの場合、まず炎症を抑えるために「アイシング」を行います。腫れや熱感がある場合には「施術用EMS」と呼ばれる電気機器を使用し、炎症を抑えつつ痛みを軽減する施術が行われます。
首コリの原因は様々で、骨格の歪みや姿勢不良、肩甲骨の動きの悪さ、筋肉の捻じれや短縮、猫背などが挙げられます。これらの原因に対して、「骨格矯正」や肩甲骨の動きを良くする「肩甲骨はがし」、ストレッチを組み合わせて猫背を改善する「猫背矯正」など、患者様の状態に合わせた施術を行っています。
その施術を受けるとどう楽になるのか?
先ほどご紹介した施術メニューについて、それぞれの効果を説明させていただきます。
急性の首の痛みや炎症が強い場合には「アイシング」と「施術用EMS」を行うことで痛みを軽減し、炎症を抑えることが期待できます。
「骨格矯正」では足から首までの歪みを整え、首コリや痛みが出にくい身体を作ることが可能です。
「猫背矯正」は首周りや上半身を伸ばしながら姿勢を整え、首への負担を減少させます。それと同時に「肩甲骨はがし」を行うことで肩甲骨の動きが改善され、首肩の可動域が広がります。
首の痛み・首コリ を軽減するために必要な施術頻度は?
首の痛みを取るためには、まず炎症を抑えていくことが重要です。
最低5回の施術が必要で、痛みがぶり返さないようにするためには10回の施術が必要とされています。特に症状が強い場合は、間隔をあまり空けずに施術を行うのが理想的です。
また、首肩に対しての根本的な軽減にはいくつかの方法がありますが、骨格のバランスを整え、可動域を拡げるためには体質改善も行います。そのため、週に2~3回の頻度で6ヵ月から12か月の期間が必要になります。